いじめの現状を知っていますか?
令和2年度、いじめの認知件数は517,163件、児童1,000人あたり39.7件にもなり、いじめの重大事態の件数は514件ありました。前年度、いじめの認知件数は612,496件で95,333件(15.6%)減少、いじめの重大事態の件数は514件で209件(28.9%)減少となりました。平成26年度以降、増え続けていたいじめの認知件数は大幅な減少となりましたが、これは新型コロナウィルス感染症の影響で、生活環境が変化したことによるものと思われます。
いずれにしても、統計データの数字は氷山の一角であり、多くの子どもたちがいじめで辛い思いをしている現実があります。私たちは、社会として大人として、子どもたちを救うためにできることを考え行動しなくてはと思います。
いじめの認知件数は517,163件(小学校420,897、中学校80,877、高等学校13,126、特別支援学校2,263)。
1校当たりの認知件数は14.1件。
いじめ防止対策推進法第28条第1項に規定する重大事態の発生件数は514件。
いじめを認知した学校数は29,001校。全学校数に占める割合は78.9%。
1,000人当たりの認知件数は39.7件。
暴力行為の発生件数は66,201件、児童生徒1,000人当たりの発生件数は5.1件。
期欠席者のうち、不登校児童生徒数は196,127人、児童生徒1,000人当たりの不登校児童生徒数は20.5人と、不登校児童生徒数は8年連続で増加。
学校から報告のあった自殺した児童生徒数は415人。
1校当たりの認知件数は14.1件。
いじめ防止対策推進法第28条第1項に規定する重大事態の発生件数は514件。
いじめを認知した学校数は29,001校。全学校数に占める割合は78.9%。
1,000人当たりの認知件数は39.7件。
暴力行為の発生件数は66,201件、児童生徒1,000人当たりの発生件数は5.1件。
期欠席者のうち、不登校児童生徒数は196,127人、児童生徒1,000人当たりの不登校児童生徒数は20.5人と、不登校児童生徒数は8年連続で増加。
学校から報告のあった自殺した児童生徒数は415人。
(※文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」令和3年10月13日より)
全国215か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は205,044件と過去最多でした。対前年度比+5.8%(11,264件の増加)となっています。
(※厚生労働省「児童相談所での児童虐待相談対応件数」令和2年度より)
仲間はずれ、無視、陰口をされた経験がある児童は約9割、した経験がある児童も約9割にも及んでいます。いじめ問題に関する基本的認識は「深刻ないじめは、どの学校にも、ど のクラスにも、どの子どもにも起こりうる」としています。
(※文部科学省「小中学生への6年間のいじめの追跡調査」平成28年6月より)
学校におけるいじめに関する人権相談数は6,539件。
暴力、虐待相に関する人権相談数は6,276件。
新規に救済手続を開始したインターネット上の人権侵害情報に関する人権侵犯事件の数は1,736件で増加傾向。
暴力、虐待相に関する人権相談数は6,276件。
新規に救済手続を開始したインターネット上の人権侵害情報に関する人権侵犯事件の数は1,736件で増加傾向。
(※法務省「人権侵犯事件の状況について」令和2年度より)
児童・生徒からのSOSミニレターの受領通数は13,685件。SOSミニレターを端緒とする受理件数は15,594件にもなります。
(※法務省「人権侵犯事件の状況について」令和3年度より)
いじめの発見、相談、対応のほとんどが学校で行われている現状
子どもが、まず初めに相談するところは学校の担任教師になります。
いじめの加害者が存在すると思われる環境で相談することは、見つかったらもっとひどいことをされるのでは?と考え躊躇します。
仮に相談することが出来たとして、学校で解決できなかったとき、子どもは頼る場所がなくなってしまうのです。
真っ先に保護者に相談できれば良いのですが、子どもは保護者には心配をかけたくないと相談しないことが多く、頼ってきたときには問題が大きくなっている可能性があります。
最終的に保護者にも頼らなければ、より悪い事態へと進んでしまいます。
私たちはこの現状を止め、みんなで子どもたちを救う方法を考える必要があります。
いじめの加害者が存在すると思われる環境で相談することは、見つかったらもっとひどいことをされるのでは?と考え躊躇します。
仮に相談することが出来たとして、学校で解決できなかったとき、子どもは頼る場所がなくなってしまうのです。
真っ先に保護者に相談できれば良いのですが、子どもは保護者には心配をかけたくないと相談しないことが多く、頼ってきたときには問題が大きくなっている可能性があります。
最終的に保護者にも頼らなければ、より悪い事態へと進んでしまいます。
私たちはこの現状を止め、みんなで子どもたちを救う方法を考える必要があります。
いじめの態様
・冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる:58.3%
・軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする:17.2%
・仲間はずれ、集団による無視をされる:11.8%
・嫌なことや恥ずかしいこと、危険な ことをされたり、させられたりする:8.6%
・金品を隠されたり、盗まれたり、壊されたり、捨てられたりする:4.1%
・ひどくぶつかられたり、叩かれたり、蹴られたりする:5.2%
・金品をたかられる:1.3%
・パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる:10.3%
・軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする:17.2%
・仲間はずれ、集団による無視をされる:11.8%
・嫌なことや恥ずかしいこと、危険な ことをされたり、させられたりする:8.6%
・金品を隠されたり、盗まれたり、壊されたり、捨てられたりする:4.1%
・ひどくぶつかられたり、叩かれたり、蹴られたりする:5.2%
・金品をたかられる:1.3%
・パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる:10.3%
いじめの状況について
小・中学校及び特別支援学校においては、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く、続いて「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、蹴られたりする」が多い。
高等学校においては、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く、続いて「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる」が多くなっている。
いじめの認知件数が減少する中で、「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる。」の件数は全体で18,870件で、引き続き増加傾向にある。(H26:7,898件、H27:9,187件、H28:10,779件、H29:12,632件、H30:16,334件、R元:17,924件)
小・中学校における不登校の状況
・いじめ:399件(0.2%)
・いじめを除く友人関係をめぐる問題:20,830件(10.6%)
・教職員との関係をめぐる問題:2,413件(1.2%)
・学業の不振:10,675件(5.4%)
・進路に係る不安:1,581件(0.8%)
・クラブ活動、部活動等への不適応:783件(0.4%)
・学校のきまり等をめぐる問題:1.514件(0.8%)
・入学、」転編入学、進級時の不適応:6,533件(3.3%)
・家庭の生活環境の急激な変化:5,667件(2.9%)
・親子の関わり方:17,395件(8.9%)
・家庭内の不和:3,483件(1.8%)
・生活リズムの乱れ、あそび、非行:23,439件(12.0%)
・無気力、不安:91,886件(46.9%)
・上記に該当なし:9,529件(4.9%)
・いじめを除く友人関係をめぐる問題:20,830件(10.6%)
・教職員との関係をめぐる問題:2,413件(1.2%)
・学業の不振:10,675件(5.4%)
・進路に係る不安:1,581件(0.8%)
・クラブ活動、部活動等への不適応:783件(0.4%)
・学校のきまり等をめぐる問題:1.514件(0.8%)
・入学、」転編入学、進級時の不適応:6,533件(3.3%)
・家庭の生活環境の急激な変化:5,667件(2.9%)
・親子の関わり方:17,395件(8.9%)
・家庭内の不和:3,483件(1.8%)
・生活リズムの乱れ、あそび、非行:23,439件(12.0%)
・無気力、不安:91,886件(46.9%)
・上記に該当なし:9,529件(4.9%)
(※文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」令和3年10月13日より)